位置情報の活用によって、多くのお客さまに「ATM+(プラス)」を知っていただきたい。

株式会社セブン銀行佐々木 淳一 様(ATMプラットフォーム推進部 主任調査役)
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社名
株式会社セブン銀行
業種
銀行業
設置台数
約25,000
事業概要
ATMを中心とした金融商品・金融サービスの事業を展開。国内のATMの設置台数は25,000台を超える。同社のATMでは、電子マネーやスマホ決済などの各種キャッシュレス決済への現金によるチャージが可能。また、マイナンバーカードの各種手続きにも対応しており、「ATM=現金の入出金」という従来のATMのイメージを超えた各種サービスを提供している。
利用サービス
Location Cloud Media Location Cloud Sync
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導入のきっかけ

Google マップの方が自社のホームページよりもトラフィックが多いことに気がついた

Google マイビジネス連携の提案をいただいたことがきっかけ

昨年の中ごろから、ATMの利用促進を担当するチーム内で、いわゆるオウンドメディアでのプロモーション強化の議論をしてきました。広告予算に左右されてしまうペイドメディア一本じゃだめだよね、と。そういったころに、あるお取引先さまから提案をいただいたことがきっかけとなって、昨年の10月くらいから、ATM10台ほどを対象にGoogleマップに情報が掲載できる「Googleマイビジネス」のテスト運用を開始しました。

新しいオウンドメディアとしての可能性を感じた

当初は、Google マップ上のセブン銀行ATM情報に、自社の広告が出せたらいいな、ぐらいの温度感で考えていました。しかし、ホームページに掲載しているATMの地図情報よりも、Googleマップでのトラフィックが格段に多いことがわかったことで、「これは、新しいオウンドメディアとしての可能性が十分にある」と感じ、すぐにATM全台の情報をGoogle マップに連携することに決めました。

セブン銀行ご担当者様お写真

NAVITIME Location Cloud に決めた理由

安心・低コストで運用しながら今後の拡張性にも期待が持てた

数社のコンペからナビタイムを採用

全てのATM情報を投入するために、複数のお取引先さまからお話を聞くことにしました。各社の提案内容を見比べたところ、機能的な側面ではほぼ横並びだなという印象がありました。そのため、労力とコストがどれだけ抑えられるか、運用面の安心感・安定感はどうか、今後の拡張性はどうか、といった軸で検討を行い、最も優れていたナビタイムの提案を採用させていただきました。

運用コスト、安心感、今後の拡張性への期待を持てた

ナビタイムさんには、以前から当社ホームページのATM検索機能でご協力いただいており、そのご縁でコンペのお声がけをさせていただきました。そのためATMデータの連携方法が既に整っており、またデータの中身についてもご理解いただいていたこともあって、運用面の不安は全くありませんでした。 コスト面でも優れていました。当社のATMは全国に約25,000台あるため、ものすごい金額を提示されるのではないかと内心ドキドキしていましたが、杞憂に終わりました。 また頂いた提案内容は、位置情報をベースとしたビジネス拡張の可能性を感じさせるものでした。当初こそATM情報の連携先はGoogleマップのみですが、将来的にNAVITIME Location Cloudを通じて他の地図検索サービスへの連携・配信にも期待が持てるもので、これらのことから導入を決めました。

セブン銀行 ATM検索

活用方法・活用例・導入後の効果

多様化するニーズにお応えできるセブン銀行ATMをお客さまに提案したい

多様化するユーザーの検索

導入当初は自社サービスやキャンペーンなどの投稿を頻繁におこない、Googleマップの「自社広告媒体」としての側面を重視していました。現在は、検索結果の上位表示を目指す「MEO」的な観点での運用を重視しています。 自分をひとりのユーザーとして考えたとき、「ATM」で検索することって年に数えるぐらいしかないだろうなと思います。これは現金を使う機会が徐々に減っているからということなのかもしれませんが、一方で、「電子マネー」とか「●●ペイ」とか、いわゆるキャッシュレス決済について検索する機会は増えています。決済手段のニーズが多様化しているということなのだと思います。現金の入出金だけを前提にしたATMであれば関連は薄いかもしれませんが、セブン銀行ATMでは各種キャッシュレス決済サービスに現金でチャージができます。お客さまがそういったサービスを検索したとき、我々のATMを選択肢の一つとしてご案内(=検索結果への表示)できれば、ニーズにお応えできる可能性があると考えています。

運用については試行錯誤の途中

まずは、セブン銀行ATMのサービス・機能をGoogle マップに掲載し、コンテンツをリッチにすることで、セブン銀行ATMに関連するワードで検索したときに検索結果の上位に表示されるよう取り組んでいます。正直に申しまして、まだまだ道半ばといったところですが、今後も試行錯誤していきます。

セブン銀行ATM及びATM+

今後の展望とナビタイムへの期待

位置情報の活用によって、多くのお客さまに「ATM+(プラス)」を知っていただきたい。

すべてのお客さまに向けた認知拡大

当社のATMはオールターゲットです。すべてのお客さまがそれぞれのご都合にあわせて利用していただきたいと考えていますし、そのための機能・サービスも提供しています。 先述のとおり、セブン銀行ATMでは「キャッシュレス決済への現金によるチャージ」ができますし、また、「マイナポイント」のお申込みもできます。こういった現金の入出金の範囲を超えたサービス・機能を総称して、我々は「ATM+(プラス)」と表現しています。今まではそういったセブン銀行ATMならではの機能を知ってもらうためにテレビCMなどマス広告をメインに活用してきました。今後はMEO対策も実施することで、さらに当社ATMのサービスの認知を拡大したいと思っています。

ナビタイムへの期待

今後への期待としては、どんどん地図情報展開のネットワークを広げていってもらいたいです。現在連携しているGoogle マップだけでなく、音声検索、地図検索アプリ、お客さまが使う媒体はたくさんあります。新しい連携先を開拓する際には課題がでてくることもありますが、ナビタイムさんと一緒にその課題を解決しながら、より多くのお客さまに情報を届けることができればと思います。

セブン銀行ご担当者様とナビタイム責任者で記念撮影